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ゆーかのらくがき日記

徒然なるままに、人類には速すぎるブログを書きたいと思います。

迷探偵ゆーか    ハムスター殺人事件!?  魔法使いに必要なこと

前書き
ここまで読んでくれて、ありがとうございます。
過去の話なのに、上手く伝える為には色々沢山の事を書かなきゃいけなくて
こんなに長くなってしまいました。
はじめ、前編、中編とあるように当初は3話ぐらいで終らせるつもりでいました。
短く書く事は出来ます。 でもこの話の本当に大切な事を伝えたくて長くなってしまいました。
これを読んだら、明日から魔法を使ってみたくなる。 そんな話に出来ているかな・・・

夏の夕暮れ、涼しい風が私の頬をなでます。 あの人の指先の様に――
私はブランコに座って独り考えます。 今日は心に余裕の無い一日でした。

ハムスターは何処に居るのか。 私は目を瞑り、起きた事を動画の様に再生する。
あの瞬間――

男の子は、ハムスターをトンネルに入れていない。
両手で掴んで、ハムスターを奪い取った。 そして握った『右手』をトンネルの中に入れた。
この時、全員の目は男の子の右手に注目していた。
そして、『左手』に握りこまれたハムスターを同時にズボンのポケットにしまったのだ。

『さぁ、みんな! ハムスターが向こうの穴から出てくるぜ?』
こう言って、『右手』で反対側の出口を指差しました。 
これは『右手』にはハムスターが居ないよ! と云うジェスチャーでもあったわけです。

その上で、私達から距離を置きました。 左手はハムスターと一緒にポケットに入ってはいても、近ければ見抜かれるかもしれないからです。

今日は、ずっと私の視線を感じてイライラしていたのでしょう。 下手をすればハムスターを奪う機会が訪れないのですから。

今日、起きた事件。 それは『殺人事件』では無く、『誘拐事件』だったのでした。
では、動機、目的は何でしょうか?
誰にも邪魔されない所で、ハムスターを殺すこと? 

そんなことをするわけが無い――

男の子は、私達の様子を遠くから眺めていた。 それは『私達が』男の子がハムスターを
『殺した』と云う結論に達するか、『行方不明になった』と云う結論に達するかの確認の為なのです。
私の心は汚れていて、男の子の心を鏡の様に映し出すことが出来ませんでした。

毎日、両親、特に母親から暴力を受けました。 だから悪意に過敏になりすぎていたのです。

男の子は動物が・・・ハムスターが好きだった・・・

ハムスターが欲しい。 ハムスターを飼いたい。 でも親は買ってくれなかった。

あの子は天才、間違いなく私と同等以上の・・・

『ハムスターなんか飼えるわけないでしょ! 何でもすぐ壊して! あなたに世話なんか出来ないわ!』
『飼えるよ! ハムスターの事だっていっぱい勉強したよ!』
『こんど友達からハムスターをもらって来るんだ!』 『それなら飼ってもいいでしょ!』


こんなやり取りがあったのかもしれない・・・

魔法の呪文はあったんだ・・・

悪意ばかり受けて汚れた心の私には、子供の小さな『嫉妬』、羨ましいと思う心さえ『殺意』と
勘違いしてしまったのです。

『みんな~ このお兄さんはね、ハムスターの事、いっぱい知ってるんだよ?』
私は、少し、意地悪な顔をした少年にハムスターを手渡す。 いっぱいの笑顔で――
『皆、ハムスターさんの事知りたいんだ! 小さな子にもわかる様に説明してもらえるかな?』
『お、おぅ!? オレは何でも知ってるぜ! 何でも教えてやるぞ!』
『こいつらはな~ ねずみの仲間でな――』

『ぼ、ぼくの方が詳しい・・・よ』
『なんだコイツ~ 喋れたのかよ?』 『お前じゃわかり易く説明なんか出来ないだろ!』
『あはは、先ずはもっと大きな声で喋ろうねw』
『あはは~ ぼくたちしずかにきくよ~』
『わはは~ちびっ子に気を使われてやんの~』
『あはは~』
『あはは~ いっぱい教えて~』

・・・・・・
『なぁ・・・ 明日もここに遊びに来ていいか?』
『ん? ここは皆の公園だよ? 遠慮なんかいらないよ~』
『いや、コイツと・・・ハムスター連れて・・・』
『わ~い、ハムスターさん、わ~い』
『うん! いつでも歓迎するよw』

・・・・・・
『なぁ、お前のハムスターに子供が産まれたらさ・・・オレに一匹くれよ!』『大切にするからさ!』『い、いい・・・よ』
『いいよ、ってどんな意味だよ! 遠慮するってことか!』
『ち、ちが・・・あげ る。 あげるよ!』
『そっか! 俺たち親友だな!』
『い、いつか・・・ら?』
『バカヤロウ! 今からに決まってるだろ!!』


独り、ブランコを揺らして夢を見る・・・
魔法は―― 笑顔? 呪文? 違うよ、それは誰よりもきれいな心。
心が笑顔を作り、呪文の詞(ことば)を紡ぎだすんだ――
毎日磨かなきゃ・・・ あの人には・・・遠くて、届かないよ・・・

あれから2人の少年には逢っていない。

ぬこキマイラ描いた友達に描いてもらいました^^ ↓ハムと虫野郎


迷探偵ゆーか:EDテーマ曲【おてんば恋娘】ってことで><;;

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この記事のコメント

よ、予想外すぎる結末・・・(^-^;(妄想的な意味で)

てか、虫野郎が主役っぽくみえてきたしw


とりあえず、長期(?)連載お疲れ様でした^^
次の記事(小説、過去話)楽しみにしてますw
2008-07-24 Thu 00:23 | URL | αβοοη..._ [ 編集]
あれ? 名前が掛かれてないw;
上のコメント、オイラのです・・・分かるかw
2008-07-24 Thu 00:25 | URL | 名産 [ 編集]
理由はともかく、いじめっ子な誘拐犯・・・。
そんな彼を魔法で救えなかったのは自分のせいだなんて優しすぎます(つω・、)
2008-07-24 Thu 02:28 | URL | ブギー [ 編集]
たった一言の違いで人生は全て変わる。
変わっていける、でもそれはタイミングを間違っちゃダメなんです。
少なくとも私では、壊れてしまってからでは無理でした。
私も5歳の夏の日、あの人に逢わなければきっと人を殺していたでしょう。
それは無差別大量殺人だったかもしれません。

次は少し、コメディタッチの話しを書いてみたいです。
2008-07-24 Thu 08:58 | URL | Yuka [ 編集]
ちょw 師匠、危ない発言禁止!!(>w<;;
2008-07-24 Thu 18:01 | URL | 名産 [ 編集]

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