ゆーかのらくがき日記

徒然なるままに、人類には速すぎるブログを書きたいと思います。

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宮沢賢治「やまなし」 クラムボンってなんだろう?

長くブログをお休みしていました

使わないでいると、いつのまにか仕様が変わっていたり 

パスワードとか忘れていたり大変

もう一度使い方に慣れるつもりで

モテないし少し謎解きでもしてみようと思います


もこっち01


宮沢賢治やまなし
カニの兄弟たちの会話に登場する謎の現象【クラムボン】

これって何なのか?というのを
長くならないように書いていきたいです


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「やまなし」に表現されるクラムボンとはなんでしょう?

諸説あるようですが私は・・・ 【泡説】!

ネット上では泡説唱えるのはアホ説とかあったけどネ!


謎解き解説

やまなし冒頭
小さな谷川の底を写した二枚の青い幻燈げんとうです。

二枚の青い幻燈ってどのような意味でしょう?
乾板

写真機

二枚の青い幻燈とは
川の情景を二つの視点から眺めている(述べている)物語

この事が理解できないとクラムボンの謎は解けないのです

「やまなし」は作者による視点と

カニの視点によって書かれた物語

ですから情景描写は作者の視点によって語られています

対してカニ視点で語られる【クラムボン】は

カニ視点で読み解かなければいけません


二疋の蟹の子供らが青じろい水の底で話していました。
作者による情景描写

『クラムボンはわらったよ。』
『クラムボンはかぷかぷわらったよ。』
『クラムボンは跳てわらったよ。』
『クラムボンはかぷかぷわらったよ。』
カニによる情景描写


謎解きをはじめるには
『何が謎なのか』洗い出さなければいけません


第一の謎
まず現実的にカニが会話しているのは
不思議だと思わないでしょうか?

もし、カニに心が存在し、会話を行うのだとするなら 

どのような言語、会話形態が可能だろう


カニは音声言語を持たないと考えるならば

カニはどの様に笑うのだろうか? 


え?クラムボンが笑ったんじゃないかって?

カニから見て『笑った』と思える現象が何か理解するには

『カニの笑いとは何か?』が理解できなければいけません


もしかしてチェシャ猫の様に人間には理解できない笑いだと思うかな?
人間がカニの笑いを理解出来ないならば
カニも人間の笑いを理解出来ない。 表情の変化が笑いと気づけないから
チェシャ猫

チェシャ猫は 【猫】です 声を発します 

ですから【姿の見えない笑いだけの存在】に矛盾はありません

姿など見えなくても 笑い声は聞こえるのですから!


少し、話が横道にそれてる? いえいえ 全然本筋です

カニの笑いとは、チェシャ猫の笑いより難しいとは思いませんか?

猫は人間と同じように 声で笑い、表情で笑う事が可能です


ですが、カニは甲殻類 顔の表情は固定されています 

沢蟹は音声も発しないとするならば、声だけの笑いも無理でしょう


カニはどのような言語をもち そして笑うのか?
バキじゃんけん

手話


カニが言語を持ち 会話し、そして笑いを表現するならば

【手話】 仕草【ジェスチャー】が考えられる

つまりカニにとっての笑いとは 動きによって表現される

クラムボンはかぷかぷ 跳ねて 笑う 
かぷかぷ→ぷかぷか?

上の方や横の方は、青くくらく鋼のように見えます。
そのなめらかな天井てんじょうを、つぶつぶ暗い泡あわが
流れて行きます。
作者による情景描写
 
『クラムボンはわらっていたよ。』
『クラムボンはかぷかぷわらったよ。』
『それならなぜクラムボンはわらったの。』
『知らない。』
カニによる情景描写

謎の現象【クラムボン】を泡であると仮定すると

川の流れの中で泡は【ゆらゆら】斜め上に上って行きます

カニの笑いとは【ゆらゆら動く仕草】ではないか?

沢蟹はなぜ泡が揺れ動くのか理解できない
だから何故笑ったか『知らない』と答える



第二の謎
沢蟹にとっての死とは何か?

クラムボンの死を理解するには 
カニにとっての【死の概念】を理解しなければいけないね

動かなくなる事が【カニにとっての死】だろうか?

それだと眠って動かないカニは死んでいる事になります


ここが水中、川の流れの中である事を
理解しなければいけません

死んでしまった物体は 水の流れに逆らう事が出来ず
流れのままに動くという事

カニにとっては、水底でじっとしている事も
生きている証なのです

水流に逆らっているのですから!


では【クラムボンの死】とは何か?

クラムボンが殺されるとは何なのか? 

カニにとっての殺すとは、どのような行為なのか?

カニは他の生物を【捕食】する事によって殺しを行います

カニにとっての殺すとは、食べる行為以外考えられない


つぶつぶ泡が流れて行きます。蟹の子供らもぽっぽっぽっとつづけて
五六つぶ泡を吐はきました。
それはゆれながら水銀のように光って斜ななめに上の方へのぼって
行きました。 
つうと銀のいろの腹をひるがえして、一疋の魚が頭の上を過ぎて
行きました。
作者による情景描写

『クラムボンは死んだよ。』
『クラムボンは殺されたよ。』
『クラムボンは死んでしまったよ………。』
『殺されたよ。』
『それならなぜ殺された。』兄さんの蟹は、その右側の四本の脚の中の
二本を、弟の平べったい頭にのせながら云いいました。
『わからない。』
カニによる情景描写


【クラムボン】を泡であると仮定すると

斜め上にゆらゆら上っていく時、泡は水の流れに従っていないので

【カニから見て】生きている物体

水面に到達した瞬間
泡は水流に逆らう事が出来なくなるので【死ぬ】

泡と泡がくっつき、一つの物になる時
泡が(泡に)食べられた【殺された】

仲良くかぷかぷ笑いあっていたクラムボン【泡】が突然

相手を殺した【同化した】理由が理解出来ない

だから、何故殺されたのか『わからない』と答える

何故ころ


第三の謎
カニは【泡】と【クラムボン】を区別して語っていないか?

十二月
蟹の子供らはもうよほど大きくなり、底の景色も夏から秋の間に
すっかり変りました。


五月の時の子蟹たちは 【クラムボン】という言葉は使っていても
【泡】という言葉は使っていません

【泡】と言っているのは、作者視点での語りです

同じようにカワセミの事を知らないので、その名前を
父蟹から聞くまでは状態を描写する事しか出来ませんでした

子蟹たちは成長する過程で【カワセミ】を知り

そして【クラムボン】と自分たちが命名した物が
【泡】という名である 生命では無いと知る

その為、小さな泡の動き、行く末への興味から 

自分たちがどれだけ大きな泡を吐けるかの
力比べ?に興味が移行しているの


子蟹たちが成長し知識を得た為、もはや水の中の情景を作者の視点
蟹の視点で分けて語る必要が無くなりました

カニ達が『自然に自分たちの行いを描写する』事が
【不自然】では無くなったのです

人間の子供たちも普通の子供は幼少期 
自分の行いを説明する事が出来ません

子供の過去の行いは親が記憶し、語り聞かせる事しか出来ないのです


ここで賢治が水底の物語を綴る必要が無くなりました

自分が語らずとも『カニ達が自ら』語り部となって(物語を)伝えていけるのですから

そこで『私の幻燈はこれでおしまいであります。』と賢治は答える


蟹も人も成長し、子供時代は移り行き 親が語り継ぐ言葉も無くなります 

未来は次代の語り手へ受け継がれる

カニ達の幻燈だけが、ゆらゆらと人知れず語り続けられるのです。

もこっち03

私は友人によく「人語を喋れ!」と苦笑されながら怒られました 

友人には、私の言葉遊びの法則が判り難いのです

賢治は、自分の描く物語の法則が他人には理解し難いので 

蟹(賢治の本来の文章)と賢治(から見た普通人の文章)の
二枚の幻燈を見せる事で読み手に これが私の言語形態 

賢治ワールドの手ほどきをしたのだと思います
ロゼッタストーン
読み解き方が判れば作品を理解してもらいやすいですからね!

私の謎解きはこれでおしまいであります。




賢治は理解されるように歩み寄ってるので どう考えても悪くない!
ただし(V)(*'肉'*)(V)の歩み寄りは平行線である 歩み寄ってない?

テーマ:独り言 - ジャンル:ブログ

迷探偵ゆーか | コメント:2 | トラックバック:0 |
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この記事のコメント

ああなるほど、確かに五月の会話には泡って言葉が出てきていませんね
使い分けてるって反論を乗り越えられそう
私も確証はないけれど泡が一番自然かなあと思います

小さい頃は泡とかそういうのを飽きずにずっと見て、ストーリーを考えたりしていましたし、このカニさんたちも同じように遊んでいそうです

海の中じゃないので泡は見てなかったですが、窓ガラスに付いた水滴を見るのが好きで、垂れて下まで落ちてしまうと、死んだ、って気分になったのを思い出しました
2015-07-17 Fri 16:59 | URL | ダメ子 [ 編集]
ぷくぷく (V)(*'肉'*)(V)
私も雨を眺めるのが好きな子でした

5歳の時、夏の夕立を見て 
水溜りに王冠を作る雨粒が素敵だな~と思ったのです

窓の水は結露を見て 指でつなげたり 
あみだクジにしたり><


賢治は最初に「川底を写した」と断りを入れています
【水中限定のメタ視点を持った物語】

だからクラムボンの正体が水面より外の出来事である事はありえません


この物語は水中(架空)の物語であり水面の外(現実)の事とは関わりが無い事を【カワセミ】を通して表現しています

たとえば蟹の視界を現実的に考えるなら蟹は泡の行く末を全て見届けるのは困難です、それほどの広角の視野を水流の中で持つ事はできない

にも関わらず水中で起こった出来事は全て認識しています
これは蟹を通してメタ視点で水中を語っていて

水面から飛び立ったカワセミに対しては何も見えない、確認がとれない 
水上に対してはメタ視点を持たないと断りを入れてくれているのです
【青黒い天井】 人間の住宅でも天井の外の空は見えないですし


水中から確認をとれる季節の変化は水面、水中を流れる物「白樺の花」
「やまなし」としているのです

蟹は「やまなし」を見る事で一年が経過したと知るのだと
2015-07-18 Sat 00:46 | URL | 斑のゆーか [ 編集]

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